本家ポケモンは様々な遊び方や収集要素がありそれなりに長く遊ぶと味が出るスルメゲーと思っている。過去作品からポケモンを連れてこられるという仕様もあり、世代を跨ぐリボン収集、国際孵化での理想個体狙い、伝説厳選、限定配信コレクションなどがやりこみの中でも知られている。もちろん僕が知らないやりこみも数多くありそういったことに興じることができる意味でも素晴らしいゲームと思う。
そうして長い時間をかけ集積したものを全て一瞬でなくしてしまうデータ破損というものは悲惨極まりない。ポケモンが好きでプレイする時間があっても、データが消えてしまっては萎えてしまい、引退に追い込まれたり新世代まで休止するということになった方もいることだろう。
僕も今年3月初めにメインロムASのデータが破損し、3値を知った第四世代末期からそのときに至るまで厳選して育てた(捕まえた、配信で受け取った)ポケモン、受け取った配信カード、ポイマ500程などアイテム等そのロムに入っていたものを全て失った。
僕も引退(休止)を考えたがサブロムORとポケモンバンクは無事であること、一番にポケモンが好きであったことから再開を決意した。ポケモンバンクは課金システム、ボックス数の少なさ、操作性の悪さのせいで好きになれないがこの時ばかりはありがたかった。
※余談
データ消滅が起こったために改造を使って復旧させたくなる気持ちは分かる。しかし改造をしたデータをオンラインや他人との通信で使うのはルール違反である。改造できる(楽ができる)環境があるとすると、より楽な方へ流れて行ってしまい(改造をしてしまい)ゲームの本質を損なってしまう。僕はポケモン対戦は厳選育成の個体調達を含めてのものであると考えている。
ロム(フラッシュメモリ)も消耗品でいつデータが壊れるかは分からない上にデータ破損の可能性をゼロには出来ないが、破損の可能性および万が一破損した際の損失を減らすことは出来る。僕はリスク管理を怠っていたために多くを失ったが、他の方には僕のような思いをさせたくないので自身の大切なデータを守るためにできることは行ってほしい。
データ破損の可能性を減らすための予防策
- ロムは大切に管理
僕の場合は今思えば管理の仕方が悪く、データ消滅の原因は埃だと考えている。3DSにロムを差していないときは面倒でも埃が端子に触れないようケースの中に入れておいた方がよい。
- むやみにセーブしない
ロムにセーブ(データ上書き)できる回数は限りがあり、セーブするたびにフラッシュメモリが劣化していく。ポケモンで遊ぶ以上セーブしないということは不可能であるしそこまで神経質になることもないが、長い時間プレイする場合にはある程度の間隔でセーブするのは構わないがこまめにセーブしすぎるのも良くないということ。レポートを書く際最後にレポートした時間というのが表示されているのでそれを確認して二重書きは避けたい。
- ミラクル交換は別ロムで行う
ポケモンをプレイの際にゲーム中でセーブ必須である場所がある(バトルハウス、交換、GTS、ミラクル交換)。この内ミラクル交換は最悪データを失っても被害が少ないデータで行うべきである。
その理由として、ミラクル交換はセーブが多く行われメモリ消費が大きいということもあるが、改造ポケモンが流れてくる可能性があるということである。GTSでも改造ポケモンを掴まされることはあるが、ある程度条件指定できるので無作為に選ばれるミラクル交換よりも改造が来る可能性は低い。改造ポケモンは正規プレイ(ここでは外部ツールとデータが非接触の意)でないツールを使って生成されたポケモンなので、データ上に存在することで悪影響を与える可能性がないとは言えない。疑わしいポケモンは逃がすのが安定。
ポケモンバンクのポケモンはサーバー管理されているらしく、ロムに入れておくよりは消失のリスクは低いと考えられる。3DS本体紐付けであり本体もしくはSDカードに異常があるとこちらが消えてしまう点は気を付けたい。
対戦、コンテスト、パルレ、孵化親などでしばしば使用するポケモンを引き出しするのは面倒なのでコレクションや使用頻度が低いかつ再入手不可or困難なポケモンだけでもしまっておきたい。
- 複数ロムに資産を分散させる
サブロムの使用目的が周回専用なら仕方がないが、そうでなければ育成用と対戦用と分けたり所持アイテムを分散させたりして万が一破損した場合の損害を抑えたい。
これらに付随することだがポケモンのロムはパッケージ版にすることを推奨したい。ロムの資産とポケモンバンク(3DS本体)の資産とでリスク分散できるからである。
データ破損によりポケモン人口が減るのはとても悲しいことで、この事故が少しでも減ることを願っています。