サラマンスター(ポケモン)

ウルトラサンムーンシングル中心に殴り書き

【サンムーンS4使用構築】マンダランタカグヤ改

S4お疲れ様でした。

対戦して下さった方々に感謝致します。

 

  • 並び

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今シーズンは紫月杯の方に重きを置いたこと、考えていたものが予想以上に酷い体たらくだったのでレート用の構築を用意できなかった(サブロムの構築は試験的な意味もあった)。

そのためS1の焼き増しかつ紫月杯予選やさくらこ杯で使用した並びの個々の型を改良して使用することにした()

【紫月杯予選使用構築】即席マンダランタカグヤ - サラマンスター(ポケモン)

【サンムーンS1使用構築】凡俗マンダサイクル - サラマンスター(ポケモン)

 

一応の思考の原点はボーマンダランターン

ランターンを使用した理由は眼鏡型をレート2000に連れて行ったことがなかったのでなんとか到達させたかったこと、電気地面水の三竦みを制する可能性を秘めていること、カバマンダカグヤコケコのような並びに強めなこと、電気枠はランタで止まるロトム系が増えそうなことから使うのなら今の時期がベストと判断したことなど。

また今シーズンは慣れていなかったメガ2枚に慣れることも目標であり、サイクル適性がありアタッカー鋼(グロスクチート)に強くゲンガーゲッコウガにも弱くないニトチャ鬼羽リザードンXを投入。

鋼枠にはテテフに強めで物理耐性も高くリザやランタとの連絡がいいテッカグヤ

バシャレボルトのバシャに合わせて数的優位を奪うのを期待でき対面崩しのバランスがよく耐性の連絡が良いZアシレーヌ

対マンダレボルトゲンガーへの補強として礫搭載のスカーフマンムー

 

また今シーズンのメインロム構築(本構築)に一つ課していた緩い縛りがあり、過去作依存度を低くしたマンダサイクルを使うというもの。

具体的には本構築はリザードンと厚い脂肪マンムーを採用しているが、過去作限定の準伝説と教え技を使用していないということ。

ヒトカゲと夢ウリムーは一般ポケモンで教え技を使用しなければ交換レートも高くないため過去作依存度も高くはない。リザードンはライドポケモンだしマンムーは通常特性なら島スキャンで出るから実質アローラでよき

過去作要素を制限してもマンダ自身はハイパーボイスが使えないくらい、並びとしても入手難度が高めかつサイクル系の雄とも言えるランドロスがマンダと相性が良くない(電気の一貫を切る枠の中でも氷に弱いためサイクル寄りでは難しい)ため自然と敬遠されることからサンムーン新規の方々にもお薦めの軸の一つとなるのがマンダではないかという考えがあった。

 

  • 個別解説

f:id:Brighton30:20170108223434p:plainアシレーヌアシレーヌZ げきりゅう

187(252)-84-105(84)-178(124)-139(20)-84(28)

ムーンフォースうたかたのアリアアクアジェット/ほろびのうた

 

取り立てて特別なことはない専用Zの型だが担う役割は多い。

使い慣れたレヒレと異なり水が一貫する並びに高い圧力がかかること、ミストフィールドがないので味方が状態異常を使いやすくなることを生かすべく裏を固めた。

特にリザがいる関係でステロ撒きを非常に呼びやすいため、それに上手く合わせて数的優位をとりたい。後述するが欠伸ループを切れないためカバにこのポケモンを合わせて先に相手サイクルを壊すことが至上命題。

ポリ2への対してムンフォ+アシレZの乱数が中途半端なため配分は微調整の余地がある。

レヒレと異なり耐久が薄くリザXバシャギャラに繰り出しが不可能ではないが信用ならない。

滅びの歌はバトン小さくなる対策や裏と併せて簡易的な起点回避として採用したが、使用機会は少なくなくこの選択は正しかった。

この手の使い捨て系はどこで消耗させるかの判断が勝敗のカギである。

 

f:id:Brighton30:20160924135953p:plainランターン@こだわりメガネ ちくでん

205(36)-x-86(60)-140(252)-116(156)-88(4)

10まんボルト/ねっとう/ボルトチェンジれいとうビーム

 

比較的カグヤが多めなS4環境で刺さっていると目論んだ電気無効枠。

拘りの扱いにくさに足を引っ張られるが、相手の対面や電気無効に応じて水技ボルチェンを打ち分けていく。その選択は慣れと勘と運。

水技が熱湯なのは命中安定な上に物理を呼びやすいことから機能停止させる可能性を持ちたかったため。電読みで出された地面を発火させたり襷ごと葬ると幸せを感じる。

冷ビは飛行→地面に一貫する打点で主にボルト遂行用。一応身代わりマンダは地震持ちが少ないため対面で勝ちやすいのもポイントではある。この枠は耐久崩しに使える毒と選択。

マンダカグヤとの補完は抜群だが種族値の壁や拘りでのリスクによって電地水を制するのは困難。ただそのように感じるということはまだまだ自身の実力不足ということだろう。

 

f:id:Brighton30:20170621191739p:plainf:id:Brighton30:20170504105204p:plainリザードン@ナイトX もうか/かたいツメ

183(236)-105(4)-99(4)-x-107(12)-167(252)

183(236)-151(4)-132(4)-x-107(12)-167(252)

ドラゴンクロー/ニトロチャージ/おにび/はねやすめ

 

電気や鋼に薄くなりやすいマンダ入りにはまりやすいメガ枠。

運用としては早期にメガシンカして耐性数値を安定させたいので初手投げが多い。

ミミリザYグロスクチートガモスに強いのが偉く、呼ぶマンダガブギャラランドに火傷を突き刺せるとおいしい。特に重いギャラに対して有効な誤魔化し手段。

ミランドや同速を意識して最速を確保して残りは耐久にほぼ振り切り。

リザXは技の性質的には抜きに向くものの耐久耐性に優れる炎ということでサイクルにも導入したいという点が悩ましいが、ニトチャ耐久振りがそのバランスや対面性能に比較的優れ個人的には最も扱いやすかった。

ただフェアリーや受けに打点がないのが辛くレヒレが非常に重いため鬼羽がベストかは怪しい。他の候補は剣舞ニトチャかHDに厚い型か。

XYの性質上相手を翻弄できたことも加味して圧倒的な強さであり微妙構築を2000に引き上げた功労者であることは間違いないが、このポケモンが強いためマンダ軸ではなくリザ軸になりがちであるのが贅沢な悩み。 

 

f:id:Brighton30:20160830215056p:plainマンムーこだわりスカーフ あついしぼう

187(12)-182(252)-101(4)-x-85(36)-138(204)

じしん/つららばりこおりのつぶて/どくどく

 

サイクルを回すのが不可能な相手であるゲンガーレボルトを上から落とすのが主。

瞬間的な耐性と速度の相性がよく繰り出しからの遂行も担えるのが強い。

調整はコケコの結び耐えかつ準速フェローチェメガライボルトを抜くもの。

スカーフ持ちらしからぬ技構成であり舞ったマンダを止めたり高耐久を崩したいという欲張りかつ苦肉の策だが、選択機会もぼちぼちで勝ちを拾った対戦もあったのでこれでよかった。

スカーフの警戒度はそこそこといったところだが、仮想敵遂行に加え一貫を作り上から殴れれば非常に強力でサイクル系でも採用したい枠であることは一理。

 

f:id:Brighton30:20170108225351p:plainテッカグヤ@たべのこし ビーストブースト

203(244)-122(4)-138(116)-x-150(124)-84(20)

ヘビーボンバー/どくどく/やどりぎのタネ/まもる

 

主にテテフに出すための鋼枠。

耐性から地面に強いのも頼もしい。

配分はテテフやミミッキュを意識しBDを高め、やや重めのアシレに上を取ってZを守れれば勝てるようにした。

この構築では高耐久の崩しや身代わり羽マンダ遂行を可能にする毒を搭載した個体を使用。

鋼を遂行するための放射を必要に感じることもあった(特にガルドや砂ドリュに対して)が、毒はやや警戒が薄く上手く隠しつつ打って崩しに役立ったので難しい。

本構築で他に欲しいと感じたのはリザウルガレボルトを読んで刺せるエッジ。

起点回避は苦手だが耐性が強力で汎用的な役割を担ったため選出率は高く申し分のない働き。

 

f:id:Brighton30:20160814172722p:plainf:id:Brighton30:20160814172800p:plainボーマンダ@ナイト いかく/スカイスキン

189(148)-171(124)-101(4)-117-102(12)-162(220)

189(148)-181(124)-151(4)-126-112(12)-184(220)

やつあたり/かえんほうしゃみがわり/はねやすめ

 

S2から継続して使用している受け回しに強い技構成のマンダ。

他にはSの高さを生かしルカリオジャロツルギを見たら選出する場合が多い。

マンダの身代わりは味方がばらまいた状態異常とは相性が極めてよく行動回数や毒ダメを稼ぐ立ち回りが強力でそれも一つの詰め筋となる。

単体パワーがマンダの型の中では高くない欠点をメガ2枚という構成で補えたのが収穫で昨シーズンと遜色ない活躍を見せた。

 

  • 課題

構築

積み系、天候

まあこれはいつも重たい。 

単体

リザードン、カプテテフ、ギルガルドギャラドスポリゴン2カバルドン、カプレヒレ、アシレーヌキノガッサクレセリアバンギラスカイリューウツロイド

終盤には有利な相手にあまり当たらずテテフギャラレヒレ入りに当たりまくって泣いた。

カバ自体は大丈夫なのだが欠伸ループを切る手段がなく裏の積み系も考慮すると完全に負けパターン。このご時世に欠伸対策もできてないのは酷い欠陥。

 

  • 結果

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前記事にも書いたが2つの構築で2000を達成できたのは嬉しいこと。

2000到達後(画像のところから)も潜ったが3連敗からはじまったため1900台を暫くさまよう結果にしかならず、40戦くらい戦ってなんとか2000↑に戻して終了となった。

2000越えの方と10戦くらい戦ったがそのうち勝てたのは2戦くらいだったことも上を目指す資格がないように感じた一因。

マンダが多い今シーズンだったが相手のマンダにてこずり、またマンダ入りで僕より好成績の方がごまんといらっしゃることも自身の弱さを感じた

 

縛りに関しても最初は完全にサンムーン片方のロムのみで入手可能なポケモンのみに絞って潜っていたが、実力と練り込みが不足故に最高1940に留まったため緩い縛りを更に緩めたのが実際のところでその点も不満が残る結果になった。
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レート込みの純正アローラの画像を残さなかったのが悔やまれるが、伝えたいこととして1/2きのみ持ちのアローラペルシアンは存外に強かったということくらい。

 

長々とお読みいただきありがとうございました。

シーズン5もよろしくお願い致します。

 

サブロムの構築

【サンムーンS4使用構築】何となくグロスマンダ - サラマンスター(ポケモン)

 

  • 参考

割りばしさんのブログ

身代わりメガボーマンダ - 大空の支配者

 

拙著

マンダランタカグヤ【草案】 - サラマンスター(ポケモン)

眼鏡ランターン【調整等】 - サラマンスター(ポケモン)

ボーマンダ軸の炎打点【鋼対策】 - サラマンスター(ポケモン)